2013年12月24日

北京市内から北京空港へ機場専線を使わないで行ってみた

 北京市街の東直門DongZhiMenから空港まで25元も取るわりには居住性も、運行本数もいまひとつな機場専線を使わないで北京首都空港へ行くのなら、市内のあちこちから出ているバスで行けばよいだけです。しかしながら、これも最低で18元、場所によっては30元近くします。また、一部路線では乗客が集まらないと出発しないという「客満即走KeManJiZou」方式をとっているところもあり、中国では一般的な運行方式だとはいえ、料金の割には親切ではありません。
 どうせ親切でないのなら、安く移動してコストパフォーマンスを調整すればよいだけです。
 以前、北京空港に深夜に着いて宿泊場所を探してさまよっているときに、「空港・・路」という路線番号をつけた、小さくて古いバスが停まっているのをみかけたことがありました。空港内の循環バスなのかと思っていたら、どうやら空港近郊のいわゆる北京市郊外地域と空港を結ぶ役割が与えられているようでした。では、これを使って市内との行き来ができないかと調べていたら、空港の近くを通る15号線の駅と結ばれている路線がいくつかあることが分かりました。
 このバスと、北京市内どこまで行っても2元という、誰にとって得な政策なのかよく分からない運賃設定をしている北京地下鉄を組み合わせれば、かなり空港から遠い地域からでも、地下鉄さえ通っていれば10元以内で空港まで行けそうです。

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 まずは地下鉄13号線の望京西WangJingXi駅へ行きます。地下鉄13号線は東京を走るJR中央線のE233系に似ています。似ている気がします。乗降扉の窓ガラスが長方形(大半の列車は四隅が丸くなっています)なところもそっくりです。実際に乗ってみると、照明は暗く、座席後ろの窓も小さく、昼間でも暗い車内は、中央線のそれとまったく違います。また車体幅が狭いのは、他の中国各都市の地下鉄路線に共通です。
 
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 望京西駅からは郊外に延びる15号線に乗り換えます。13号線がほぼ全線高架を走ることから、さらに外に延びる15号線も高架なのかと思いきや、長い通路を歩かされて地下にもぐります。
 
 15号線は本数があまり多くないようで、ホームに設置してある次の列車到着までの残り時間表示が12分を表示していました。
 徐々に乗客がホームにたまってきて、残り時間表示が「即将進站JiJiangJinZhan=まもなく列車がきます」になった頃には各ドアの前に20人くらいずつの列ができていました。
 俸伯FengBoからやってきた列車からは立ち客も含めてかなりの人数が下車しました。折り返し運転であるがゆえに、それまでおとなしく列を組んで待っていた乗客が、降車客をかき分けるようにして中に入っていきます。よく小競り合いが起こらないものだと感心します。
 
 列車はしばらく地下を走り、2-3駅も過ぎると地上に出ます。地上に出たあたりはすでに市街地が途切れており、郊外の雰囲気たっぷりです。それでも車内は立ち客がまだいます。

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 約20分ほどで、国展GuoZhan駅に着きます。ここで下車します。地図で見ると、ここから空港がもっとも近そうです。一番近い第二ターミナルまでで4kmくらいでしょうか。
 ここで空港3路のバスに乗り換えます。バス停にはいくつかの路線系統が示されていますが、大半は市内へ向かう路線のようです。市内行きのバスはもと観光バスを改造したようなハイデッカータイプのものが多く、座席も布張りのようでした。
 
 市内行きのバスは続々やってきますが、空港3路はなかなかやって来ません。反対車線も注意してみていましたが、こちらも来ません。停留所の案内には始発と終車の時刻はあるものの運転間隔が書かれていません。

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 やっとやってきた空港3路は、市内行きのバスより小さいものでしたが、座席は布張りでした。また中国では珍しく区間運賃制になっており、乗車時と降車時に交通カードをかざして精算します。現金の場合は行き先を告げて運賃を払います。暖房の効きが悪く、どういうわけか運転手は窓を開けているので寒くてしかたありません。

 途中、運送業者の倉庫が並ぶ地区を抜ける際には、舗装が剥がれてでこぼこになっている酷い道も通ります。およそ国を代表する空港の周囲とは思えない未整備ぶりです。
 国展駅から約20分で、空港第二ターミナルに着きます。ICカードで払ったため割引がきいていたようですが、まさかの0.8元と表示されました。見間違いか、実は乗車時にもいくらか引かれていたのか、仕組みがよくわかりませんが、地下鉄の2元とあわせても恐らく5元以内で空港に来ることができたと思います。その代わりに、冬なら寒空で長く待たされ、夏なら炎天下で長く待たされ、そして大きな荷物を持って入るには不便な小さなバスに乗らなければなりません。

 北京首都空港のメインターミナルである、北京を本拠とする中国国際航空や多くの国際線が発着する第三ターミナルへは、ここからターミナル内無料連絡バスに乗り換えます。

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運行間隔は30分おきだそうです。各停留所にも表示してもらいたいものです。ここには運賃5元と表示されていますが、確かにカードリーダーは0.8元と表示されていました・・・。

 今回は格安航空券が手に入ったのでここから無錫WuXi空港(正しくは蘇南硕放SuNanShuoFang空港)まで飛行機利用です。これから利用するのは中国国際航空なので無料連絡バスに乗り換えます。

 預ける荷物もないので、自動チェックイン機で手続きをします。出発1時間前で席は選び放題でした。B737型機ですから満員でも180人程度、出発時でも半分くらいしか席が埋まっていなかったので、100名はいなかったと思われます。
 CRH380BL型16両編成でおおよそ定員が1200名、日曜日である今日は、夕方に北京南を出る京沪JingHu高速鉄道の北京南発上海虹橋行き全便できっぷの残り枚数が30枚程度になっていました。もちろん途中駅乗降もたくさんあるので単純比較はできませんが、二等車で513元(北京南~無錫東)は航空機にとってはかなり厳しい料金設定なのでしょう。
 
 離陸でかなり待たされましたが、ほぼ定刻に無錫空港に着きました。無錫空港は沪寧HuNing高速鉄道の無錫新区駅が近く、直線距離で約3kmほど、道のりでも5kmはないと思われます。すでに無錫新区から上海西駅までのきっぷを持っていましたし、列車の発車まで1時間30分くらいありましたので、路線バスを乗り継いで行こうかと思いきや、無錫空港から無錫市内行きのバスの本数が少なく、次のバスまで1時間も待たなければなりません。
 仕方なくタクシーに乗ります。バスを乗り継いだら、乗り継ぎの待ち合わせを除いても30分くらいかかるところを、タクシーはものの7-8分で走りきってしまいます。暖房も効いて快適そのものですが、やはりその土地の雰囲気を感じるには、公共交通機関に乗らないとわからないのではないかと、そんなに自信はありませんが思っています。

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posted by suzhouyuanqu at 00:01| 行ってみた 乗ってみた | 更新情報をチェックする